こんにちは、タコライスです。
クレジットカードのリボルビング払い(以下リボ払い)と分割払いの違いに
ついて解説していきたいと思います。
以外と知らない人も多いのではないでしょうか。
理解せずにリボ払いを利用しているといつの間にか借金地獄なんてことにもなりかねないので、
よく理解しておきましょう。
クレジットカードも上手く活用すればポイントが溜まり、凄くお得なので賢く利用していきましょう。
説明するにあたり、人気No.1で、利用者の多い楽天カードの比較で説明していきます。
リボ払いと分割払いの違い
分割払いもリボ払いも分割で支払っていくというポイントでは同じです。
では何が違うのか?
分かりやすく説明すると
【リボ払い】
毎月支払いの定額料金を決めて支払う方法(最低料金が金額に応じて決められている)
【分割払い】
回数を決めて元金を均等にして支払う方法
リボ払いは月の支払い金額を、分割払いは回数を決めるイメージです。
さらに詳しく解説していきます。
リボ払いの特徴
リボ払い・・・買い物した分(元金)を定額づつ(➕金利)支払う仕組みです。
支払い合計金額に応じて、最低金額が設定されおり、〜20万円までが最低元金が3,000円➕(金利)手数料になっています。
20万円以上で元金4,000円➕手数料でそれ以降5万円増えるごとに1,000円づつ増加します。
【主な特徴】
定額料金で、少ない金額から設定でき、月々の支払い負担が少ない。
また支払いに余裕がある時はまとめて返済する事も簡単に可能である。
いっけん良さそうに思いますが、月々の支払い金額が少ない分、まだ支払い能力が十分残っていると勘違いしやすい。
その為安易に借金を増やしてしまうことと支払い回数を分割払い以上に増やしてしまいやすく、
いつのまにか手数料(金利)の支払総額が大きくなってしまいやすいのが特徴。
分割払いの特徴
分割払い・・・買い物した分(元金)を均等(➕金利)で支払う仕組みです。
こちらは言葉のままですね。
【支払い回数】
2・3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36の12パターンです。
2回払いまでは手数料および金利は発生しません。
※手数料無料の2回払いは後から変更できないので、必要な場合は購入時に設定しましょう。
【主な特徴】
買い物時に何回払いなら支払いが可能か考えます。
何回払いなら支払えそうか計算することで、支払いが完了するまで出費を抑えよう
という意識がリボ払いよりは生じやすい。
数回支払っても、欲しいのか検討する予知も生まれる。
リボ払いと分割払いの総額支払いシミュレーション
CASE:1 3万円の場合のシミュレーション
リボ払いのケース(元金最低の3,000円で計算しています)
元金3万円の場合 | リボ払い | 分割払い | ||
支払い総額 | 32,060円 | 32,040円 | ||
支払い回数 | 10回 | 10回 | ||
月々支払い | 初回3,375円で約37円づつ減少最後は残金の3,037円 | 3,204円 | ||
支払い手数料(金利) | 2,060円 | 2,040円 | ||
手数料(金利の差) | +20円 | 0円 |
CASE:2 10万7,000円の場合のシミュレーション(分割と支払い回数を同じにして比較するため半端な金額でのシミュレーションにしました)
リボ払いのケース(元金最低の3,000円で計算しています)
元金10万7千円の場合 | リボ払い | 分割払い | ||
支払い総額 | 131,516円 | 133,194円 | ||
支払い回数 | 36回 | 36回 | ||
月々支払い | 初回4,337円で約38円づつ減少最後は残金の2,025円 | 約4,795円 | ||
支払い手数料(金利) | 24,516円 | 26,194円 | ||
手数料(金利の差) | 0円 | +1,678円 |
[結果]
他のシミュレーションでも手数料(金利)を比較すると
●10回払いまではリボ払いが分割よりやや高く(+20円)。
リボ払い>分割払い
●12回払い以上でリボ払いの方が分割払いより総額が低くなる。
リボ払い<分割払い
10回以下なら分割、12回払い以上ならリボ払いの方が支払い総額が安いという目安になります。
手数料の額で支払い方法を決める方は参考にして下さい。
【支払い総額を計算する方法】
リボ払いは計算が難しく金額ごとや回数ごとに細く知りたい方は、公式サイトにリボ払いシミュレーションがあるので、そちらもどうぞ。
分割払いの場合はこちらの表の利用代金100円あたりの分割手数料の数字を元金にかけると計算できます。(例 2回払いの場合は元金✖️0.0204で計算します)
お支払い回数表
支払回数 2回 3回 5回 6回 10回 12回 15回 18回 20回 24回 30回 36回 支払期間(ヶ月) 2 3 5 6 10 12 15 18 20 24 30 36 実質年率(%) – 12.25 13.50 13.75 14.50 14.75 15.00 15.00 15.00 15.00 15.00 15.00 利用代金100円当たりの
分割払い手数料– 2.04 3.40 4.08 6.80 8.16 10.20 12.24 13.60 16.32 20.40 24.48 ※分割支払金は、1円未満切り捨てとなり、その端数は初回に加算します。
※端数の調整により実質年率が異なる場合があります。
※お手持ちのカードにより、それぞれ手数料率が異なります。
引用元楽天カード公式
リボ払いと分割払いの種類
お店で、ネットで、リボ払い(分割払い)
お店とネットで購入時に設定できます。
あとからリボ払い(分割払い)
購入時に一括払いにしていても、あとから変更することが可能です。
ただし、分割払いは手数料がかかる3回払いからで、2回は選択できません。
自動でリボ払い
リボ払いのみで、分割は自動設定がありません。
予め設定すると自動リボ払いになり、月々最低3,000円➕手数料から設定できます。
※元金が20万円以上になると、5万円ごとに最低支払い額が1,000円づつ増えます。
残金をまとめて払いは可能か?
分割払い、リボ払い両方とも可能です。
分割払の場合は銀行振り込みのみで手数料がかかります。
リボ払いの場合はお支払い月の10日22時までの手続きで当月お支払い
11日以降の手続きで翌月のお支払いコースに加算されます。
早く支払える場合は手数料を少しでも少なく10日までにまとめて支払いをしましょう。
リボ払いと分割払いの比較まとめ
[比較まとめ]
【分割払い】
- 10回払いまで、リボ払いより手数料が安い(ほぼ同等)。
- 12回払い以上でリボ払いより手数料が割高になる。
- 月々の支払いが均等で、変更できない。
【リボ払い】
- 12回払い以上で、分割払いより手数料がお得。
- 元金が20万円以下なら月々の支払いが最低3,000円➕手数料から設定できる。
※元金が20万円以上になると、5万円ごとに最低支払い額が1,000円づつ増えます。 - 支払い額の変更が可能で、まとめて支払いも容易に行えるため、返済計画の融通がきく。
リボ払いの注意点!!
このように上手く活用すれば、リボ払いの方が良いところがたくさんあるように感じます。
しかし
そこが最大の注意点で、借金地獄への入り口になるかもしれません!!
ここまで説明したように、
10回の支払いで済ますのであれば、分割もリボ払いも支払い総額は変わらず、
さらに12回払い以上はリボ払いの方が、手数料が安くお得で便利と安易に考えてしまう方は
要注意です!!
ちなみに100万円をリボ払いにして、最低料金で支払い続けた場合
支払い回数:152回(12年と8ヶ月)
支払い手数料:610,260円
初回支払い額:31,500円
リボ払いの気を付けないといけないポイント
ここからは大事なポイントなので、よく読んでもらいたい内容になります。
- 自動でリボという罠
返済を後回しにしてしまう癖を付ける為に上手くできたシステムである。
借金をしている感覚も薄くなる。 - 月の支払い料金が簡単に変更できるという罠
支払い額が変更できることによって、本来の支払い能力を計算せず、その月々で
負担の少ない支払い額にしてしまう。
その結果、支払いを遅らせどんどん無駄な手数料を払い続けてしまう。 - 月の支払い金額を安く抑えることができる罠
多くの借金をしているという感覚が薄れ、月々で支払える金額ならいいかと
安易に借金額を増やしてしまう。 - リボ残高のおまとめて払いの罠
余裕がある時にまとめて払えば手数料を抑えることができるので多少の「手数料はいいかな」と安易に考えてしまい、無計画な買い物をしてしまう。 - 支払い回数の上限が分割払いの比ではない
分割払いが最大36回に対して、元金に対する最低料金さえ支払えば、かなりの分割回数でも可能であり、元金を減らさないと永遠支払いが続くことにも・・・
まとめ
このようにリボ払いは借金をするハードルが低く、さらに借金を増やしてしまいやすい構造になっている為、十分に注意しましょう。
基本的には利率も住宅ローン(変動なら1%以下)や投資の利回り(年率5%あれば良し)に比べるとかなり高い手数料15%前後(金利)になるので、利用するのはやめましょう。
どうしても予想以上に支払いが多くなってしまった月だけ、後からリボを利用し、
翌月以降の支払いをセーブして速やかに返済するように心がけましょう。
もちろん、安易に分割払い(リボ払いでない方)をするのもよくありませんが、(2回までなら最悪手数料がかからないので可)リボ払いに比べ、支払い回数を考えたり、
ローンを組んで借金をした感覚を持ちやすいので、まだましかと思います。
ただどちらにせよ手数料(金利)を支払うのは本当にもったいないです。
クレジットカードはポイントを得る為に賢く使うだけで、手数料(金利)を払うばかりになるのは絶対に避けましょう。
また無理をしないで、自然と楽天ポイントが貯まる秘訣の解説もしようと思います。

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